米国の自動車最大手、GMの欧州部門のオペル/ボクスホールは4月上旬、商用車『ヴィヴァーロ』(VIVARO)の累計生産台数が75万台に到達した、と発表した。
ヴィヴァーロは、オペルの主力商用車。初代モデルは、2001年に登場した。フランスの自動車大手、ルノーの『トラフィック』とは、基本構造を共有する兄弟車。トラフィックには、日産版の『プリマスター』も存在する。
現行ヴィヴァーロは2014年3月に発表。優れたデザインとクラス最高のエンジンを掲げて誕生。オペルがここ数年、得意としてきた彫刻風デザインを、初めて商用車カテゴリーにも導入した。
エンジンは、ルノーが新開発した1.6リットル直列4気筒ターボディーゼル「CDTI」を搭載。シングルターボとツインターボが設定される。ツインターボ版では、欧州複合モードで16.6km/リットルの優秀な燃費をもたらす。
今回、英国工場において、ヴィヴァーロの累計生産台数が75万台に到達。2001年の生産開始から、およそ15年で達成した記録となった。オペルは、「2015年の1年間で、ヴィヴァーロの販売は、前年比38%増と伸びた」とコメントしている。