米国IIHS(道路安全保険協会)は3月30日、中型車31車種のヘッドライトの評価テストの結果を公表し、『プリウスv』(日本名:『プリウスα』)を唯一、最高評価と認定した。
IIHSでは今回、初めてヘッドライトの評価を実施。米国市場で主流のミッドサイズ車の合計31台をテストし、上から「GOOD」(優)、「ACCEPTABLE」(良)、「MARGINAL」(可)、「POOR」(不可)の4段階で評価を与えた。
主なテスト車両はプリウスαをはじめ、トヨタ『カムリ』、ホンダ『アコード』、日産『アルティマ』、マツダ『アテンザ』、スバル『レガシィ』、レクサス『IS』、メルセデスベンツ『Cクラス』、BMW『3シリーズ』、アウディ『A4』など。
テストは、直線、左右の緩やかカーブ及び急カーブの5種類の走行状況下で、ロービームとハイビームの視認性や光量を測定。さらに、直進時のロービームとハイビームの照射距離を測った。
プリウスα(オプションのLEDライトとハイビームアシスト装備車)は31車種中、唯一の最高評価を獲得。IIHSのMatthew Brumbelow氏は、「プリウスαは直線をおよそ110km/hで走行中、LEDロービームにより、ドライバーに道路右側の障害物を認識するだけの充分な時間を与える」と述べ、その性能を評価している。