スバル(富士重工業)が3月中旬、日本国内で発表した『フォレスター』や『WRX』などのリコール(回収・無償修理)。このリコールが、米国にも拡大した。
これは、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。スバルの米国法人、スバルオブアメリカから、フォレスターとWRXに関するリコールの届け出を受けた、と発表している。
今回のリコールは、直噴ターボエンジンの吸気ダクトの不具合が原因。正規と異なる材料で製造されたものがあるため、使用過程で耐油性能や耐熱性能が低下。ダクトに亀裂が発生してエンジン不調となり、最悪の場合、エンジンが停止する恐れがある。
米国でリコールの対象となるのは、2015-2016年モデルの WRXと、「フォレスター2.0XT」。米国で販売された合計1万8200台が、リコールに該当する。
スバルオブアメリカは、対象車を保有する顧客に連絡。販売店で点検を行い、直噴ターボエンジンの吸気ダクトを交換するリコール作業を行う。