トヨタ自動車と東京都、東京臨海副都心まちづくり協議会は、パーソナルモビリティロボット「ウィングレット」の公道走行実証実験を3月28日より約1年間、臨海副都心内の歩道で実施すると発表した。
ウィングレットは、「モビリティをもっとみんなのものに」というトヨタの想いから、子供から高齢者まで、誰もが自由に快適に安心して移動を楽しめる次世代型プレイモビリティ。自動車運転免許がなくても体重移動で簡単に操縦できる。
ウィングレットなど、搭乗型移動支援ロボットの公道走行実証実験は、これまで特区制度の利用により、つくば市や豊田市などで取り組まれてきたが、2015年7月に実証実験は全国展開。同様の内容・要件で実施可能となり、今回、臨海副都心での実証実験の実施を決定した。なお、臨海副都心は、全国展開後に当該措置によって実証実験を行う国内初の地域となる。
実証実験は、トヨタや東京都等による安全確認等の試験走行を経た後、4月下旬から、一般を対象とする乗車体験会を開催。歩行者との親和性や観光資源としての可能性等を調査・検証していく。
乗車体験会は、トヨタ発行の「Winglet Pass」を取得し、かつ原付免許を所持している人を対象に、4月下旬より土日を中心に毎月2日間程度を実施。先頭と最後尾にスタッフを配置して、編隊を組んで走行する。当面の間は1日10名程度の募集とし、参加費は無料。