ホンダは2月12日、2016年のモータースポーツ参戦体制について発表した。まず、MotoGPクラス(FIMロードレース世界選手権シリーズの最高峰)には、ワークスチーム「レプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)」が今年も参戦。
2016年型のワークスマシン「RC213V」に乗るのは今季もやはり2名のライダーで、今シーズンで同チーム4年目となるマルク・マルケス(スペイン)と、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した2006年以来、MotoGPクラス参戦11年目となるダニ・ペドロサ(スペイン)。
マルケスは2013年~14年、2年連続チャンピオンに輝いたが、昨季はランキング3位。目指すのはもちろんタイトル奪回だ。
ペドロサ(スペイン)も昨季はランキング4位にとどまったが、2勝を挙げ存在感を示した。今季狙うのは、悲願のMotoGP チャンピオンの座となる。
そしてカル・クラッチロー(イギリス)が「エルシーアール・ホンダ(LCR Honda)」から、ジャック・ミラー(オーストラリア)が「マーク・ブイディーエス・レーシング・チーム(Marc VDS Racing Team)」からエントリー。
「エストレーリャ・ガリシア・ゼロ・ポイント・ゼロ・マーク・ブイディーエス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)」のティト・ラバト(スペイン)は、Moto2クラスに同チームで2014年から参戦してきたが、本人が「生涯の目標」というMotoGPクラスに、ついに昇格。
ホンダはライダーズタイトル、コンストラクターズ、チームの三冠獲得を、4チーム5台体制で目指すことになる。
さらに、Moto3クラスには2016年型のワークスマシン「NSF250RW」を11台投入。3年連続となるライダーズチャンピオン獲得を目指す。