フランスの自動車大手、ルノーのモータースポーツ&高性能車部門、ルノースポールが開発したレース専用車、『R.S.01』。同車のユニークな映像が1月末、ネット上で公開され、再生回数が140万回を超えている。
ルノースポールはワンメークレース、「ザ・ワールド・シリーズbyルノー」を開催中。ルノースポールR.S.01は2015年シーズンから、ザ・ワールド・シリーズbyルノーの新型マシンとして投入された。
パワートレインは、ルノーと提携関係にある日産自動車のNISMO(ニスモ)が開発したエンジン。日産『GT-R』用の3.8リットルV型6気筒ツインターボがベース。最大出力は500hp以上で、最大トルクは61.2kgm以上。GT-R用ユニットに対して、ドライサンプ化やターボのブースト圧の引き上げが図られた。
また、シャシーは、ダラーラ製のカーボンモノコック。トランスミッションはSadev製の7速シーケンシャル。タイヤはミシュランの専用品を履く。車両重量は1100kgに抑えられる。最高速は300km/h以上。
1月末、ルノースポールはR.S.01の映像を公式サイトで配信。R.S.01を、高速道路で速度違反を取り締まるポリスカーに起用したという想定。230km/hで走行していたバイクを追走している。