宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、公募してきた「革新的衛星技術実証1号機のテーマ」を選定した。
JAXAは2017年度にイプシロンロケットで打ち上げを計画している「革新的衛星技術実証1号機」に搭載する実証テーマについて昨年10月から11月にかけて募集してきた。応募のあった32テーマの中から、実証テーマ12件を選定した。
選定に当たっては、ミッションの意義・価値(衛星技術/競争力向上、イノベーション創出、宇宙産業活性化に資する可能性など)と技術的実現性(インタフェース要求、安全要求等への適合性、開発実現性など)を考慮した。
選定されたテーマの中には、小型実証衛星に搭載して実証する部品・コンポーネント、50kg級の超小型衛星として打ち上げるもの、小さなキューブサットとして打ち上げるものが含まれている。
今後、打ち上げに向けて、必要な取り決めの締結、技術調整、安全審査など準備を進める。今後の設計進捗により、搭載リソースの余剰が確保できた場合、実証テーマを追加する可能性がある。