【アウディ A4 新型】ボディサイズアップしながらCd値0.23に向上…クラス最高

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アウディ A4 発表会
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  • 東洋大学理工学部 望月修 教授
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アウディ ジャパンは全面改良した『A4 セダン』の販売を2月19日から開始すると発表した。全長、全幅とも先代に対し15mmサイズアップしながらも、Cd(空気抵抗係数)値が0.23(欧州仕様車測定値)と先代から0.03改善し、クラス最高を実現している。

アウディ ジャパンが2月8日に都内で開いた新型A4発表会に、独アウディ本社エアロダイナミクス開発責任者を務めるモニ・イスラム氏はビデオメッセージを寄せ、「新型A4を開発する上でCO2排出量削減は最重要課題のひとつだった。走行時のエネルギー消費にエアロダイナミクスは多大な影響を与えるので、私達は空気抵抗の面でクラストップの値を実現することを目標にした。新型A4は4年間にわたる非常に手間をかけたエアロダイナミクス開発の結晶」と強調した。

その具体策として「アンダーボディをできるだけフラットでスムーズなものにするために、エンジンコンパートメントやボディの底、リアサスペンションをそれぞれカバーするパネルを付けただけでなく、車の基本構造そのものから空力的に最適化された表面が得られるようにし、また場所によってはちいさなカバーやスポイラーを設置してエアの流れを整える工夫も行った。例えば前輪にぶつかるエアの流れに対して、新しいスポイラーを開発し特許を申請している」と述べた。

また発表会のトークセッションに登壇した東洋大学理工学部の望月修教授は「時速100kmで走行した場合、Cd値を0.24から0.23に100分の1減らすと、700m/リットルの違いが出てくる」とした上で、「実は0.3から0.29に落とした場合は200m/リットルで、0.2台で100分の1減らすのは非常に重要、効果が大きい」と解説した。

《小松哲也》

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