曙ブレーキ工業は2月2日、2015年4-12月期(第3四半期)の連結決算を発表した。
それによると、売上高は2114億6600万円(前年同期比+13.9%)、営業損益は22億8300万円の赤字(前年同期は28億2200万円の黒字)、経常利益は40億0300万円の赤字(同27億5300万円の黒字)、四半期純利益は62億9500万円の赤字(同5億円の赤字)だった。
北米で自動車販売が拡大したことや中国での新規受注の増加、欧州でのキャリパービジネスの拡大、円安による為替換算の影響などもあり、売上高は前年同期比13.9%増の2115億円と増収。しかし、北米における生産混乱による影響が長引いたことから、労務費や空輸等による緊急輸送費などの追加費用が継続して発生し、23億円の営業赤字。四半期純利益は、北米においてリコール関連損失やエリザベスタウン工場での固定資産の減損損失計上などが加わり、62億9500万円の赤字となった。
通期連結業績見通しは、前回予想を据え置いた。