商船三井フェリーは、フェリー「さんふらわあ だいせつ」が苫小牧発から北海道航路に復帰すると発表した。
「だいせつ」は昨年7月31日、苫小牧沖で火災が発生した事故で、北海道航路から離脱し、修繕工事を行っていた。
関東運輸局から昨年12月16日、「輸送の安全確保等に関する命令」を受けて、消火プランの作成や訓練計画の策定、実施などの改善措置を内容とする報告書を提出、同局が確認するとともに、安全管理規定にもこれらの措置を明記して同局に届け出したことから復帰する。
一方、「だいせつ」は火災事故を教訓に、改修工事では消火栓の増設・移設やスプリンクラーノズルの増設・移設、消火器の増備などの安全性を高める設備を見直した。他の船についても順次、同様の措置を実施する予定。