フィアット欧州販売13.6%増の87万台、Aセグ首位…2015年

自動車 ビジネス 海外マーケット
フィアット 500X
  • フィアット 500X
  • フィアット 500 改良新型
  • フィアット パンダ
  • フィアット500L

イタリアの自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は1月15日、2015年12月の欧州における新車販売の結果を公表した。総販売台数は6万5168台。前年同月比は16.4%増と、16か月連続で前年実績を上回った。

ブランド別では、主力のフィアットが前年同月比22.9%増の4万8453台と、12か月連続で増加。『500』シリーズと『パンダ』が、引き続き販売を牽引。フィアットブランドが12月、欧州Aセグメントにおいて、36か月連続で市場シェア1位となった。2015年通年でも、市場シェアは27.7%と、Aセグメント首位。2015年実績は、『500L』が8万3300台。SUVの『500X』も好調。

また、ランチア/クライスラーは、前年同月比7.3%減の4404台と、10か月連続で減少。アルファロメオは4293台を販売。前年同月比は3.8%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。

ジープブランドは、前年同月比12.4%増の7467台と、24か月連続の前年超え。これは新型コンパクトSUV、『レネゲード』投入の効果が大きい。

国別の販売実績では、地元イタリアとスペインが好調。2015年実績の前年比は、イタリアが18.3%増、スペインが29.5%増。フランスも13.9%増、ドイツも7%増と伸びた。

また、高級スポーツカーのフェラーリとマセラティは2015年、欧州で合計6100台以上を売り上げた。

FCAの2015年欧州新車販売は、87万2500台。前年比は13.6%増となっている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集