欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは1月11日、2015年の中国(香港を含む)における新車販売の結果を公表した。アウディやシュコダなどを含めたグループ全体の総販売台数は、354万8600台。前年比は3.4%減と、中国経済の減速の影響もあり、マイナスに転じた。
フォルクスワーゲングループの中国合弁には、上海汽車(SAIC)との間の上海フォルクスワーゲン(上海大衆)と、第一汽車(FAW)との間の一汽フォルクスワーゲン(一汽大衆)の2社がある。
354万8600台の内訳は、現地生産車が337万1683台と、全体の95%を占めた。ドイツなどからの輸入車は、17万6917台。前年比は20%のマイナス。
また、2015年のフォルクスワーゲンブランドの中国実績は、263万台。前年比は4.6%減と後退した。『ラビダ』をはじめ、『パサート』、『サジター』『ボーラ』、『ティグアン』、『CC』、『ジェッタ』などが販売の中心。
フォルクスワーゲングループチャイナのヨッヘム・ハイツマン社長兼CEOは、「引き続き、中国の顧客のニーズに合う車を提供していく」と述べている。