三菱自動車の相川哲郎社長は看板モデル『パジェロ』について「新型の開発を今、いったん凍結しているが、生産をやめたわけでもないし、開発をやめるわけでもない。優先度を今つけている」ことを明らかにした。
パジェロを巡っては日本経済新聞が2015年12月5日付けの朝刊で新規開発を中止すると報じていた。相川社長は1月5日に都内で開かれた自動車工業団体賀詞交歓会で報道陣の囲み取材に応じ、この日経の報道に関し「そんなことはいっていない。(報道は)間違っている。うちは何もああいう言い方はしていない」と述べた。
また相川社長はパジェロの位置づけについて「ブランドイメージを引っ張っている車」としながらも、「ただ各国の燃費規制を考えると今の延長上でモデルチェンジしたとしても、なかなか難しいのではないか。フラッグシップなので、それなりの新しいパジェロを造らないといけない」との考えも示していた。