ルネサスエレクトロニクスは、遠藤隆雄会長兼CEOが就任から約半年で辞任したと発表した。
取締役にとどまるものの、今年6月の定時株主総会で取締役も退任する予定。
同社では、遠藤氏から「一身上の都合により代表取締役会長兼CEOを辞任したいとの申し出があり、これを受理した」としている。
後任として鶴丸哲哉社長兼COOが社長兼CEOに就任した。
遠藤氏は、日本オラクルの元社長で、ルネサスの経営再建を軌道に乗せることを期待され、昨年6月にトップに就任したばかりだった。就任から半年での辞任は、今後のルネサスの経営戦略で、筆頭株主である産業革新機構との意見の不一致があったとの見方も出ている。