防衛省、2015年度補正予算で救難飛行艇US-2を調達…自然災害多発で

航空 行政
新明和US-2
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防衛省は、2015年度補正予算案の防衛省所管分として1966億円を計上したと発表した。

台風18号による暴風雨や各地での豪雨災害をはじめとするさまざまな災害に対処したことなどにより損耗が進んでいる装備品の回復、災害対処能力の向上に必要な経費として494億円を計上。

CH-47JAやUH-60JA、UH-60Jの整備や救難飛行艇「US-2」を1機調達する。軽装甲機動車38両、NBC偵察車1両、96式装輪装甲車8両を調達する。

また、厳しさを増す安全保障環境を踏まえ、自衛隊による活動が増加傾向にあることに伴って、警戒監視態勢の強化、テロなど、各種事態への対処能力の向上、装備品の可動の確保など、自衛隊の安定的な運用体制確保に必要な経費として526億円を計上した。OP-3CやEP-3などの航空機に搭載する電子機器部品調達、情報収集体制を整備する。

このほか、厚木飛行場から岩国飛行場への空母艦載機の移駐に伴う施設整備やキャンプ瑞慶覧(西普天間住宅地区)の返還に伴う物件撤去、嘉手納飛行場における海軍駐機場の移転に伴う施設整備など、403億円を計上する。

《レスポンス編集部》

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