スズキは12月18日、インド西部グジャラート州の四輪車生産子会社「スズキ・モーター・グジャラート社(SMG社)」に対し、310億ルピー(約570億円)の増資払込みを行うと発表した。
SMGは、今後のインド四輪車市場の伸張およびインドからの輸出拡大に備え、四輪車の生産能力を確保するためにスズキが全額出資する形で2014年3月に設立した新会社。今回の増資は、2017年中にSMG社の新工場を稼働させるための設備投資資金となる。
新工場は、現地合弁のマルチスズキではなく、親会社のスズキが初めてインドに持つ自社工場となる予定。新工場建設については、マルチ・スズキ社がインド会社法の関連当事者取引に関する規制に基づき実施した少数株主の賛否を問う投票の結果、賛成多数により承認されている。