ドイツの高級車メーカー、BMWの高性能車、『M3セダン』と『M4クーペ』。両車が米国において、リコール(回収・無償修理)を行う。
これは、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)が明らかにしたもの。BMWの米国法人、BMWオブノースアメリカから届け出を受けたM3セダンとM4クーペのリコール内容を開示している。
今回のリコールは、ドライブシャフト不具合が原因。NHTSAによると、ドライブシャフトのスリップジョイントのグリス量が不足している車両があり、スリップジョイントが破損する可能性があるという。スリップジョイントが破損した場合、リアアクスルに駆動力が伝達されず、車両が停止。事故のリスクが高まるとしている。
リコールの対象となるのは、2015-2016年モデル。M4クーペはオープンの『M4カブリオレ』も含まれ、M3セダンと合わせて、米国で販売された合計42台がリコールの対象になる。
なお、BMWは対象車を保有する顧客に通知。販売店において、ドライブシャフトを点検し、不具合が見つかれば、交換するリコール作業を実施する。