自転車の車載カメラがとらえた、ゆいレール延伸工事区間と那覇・浦添の起伏

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浦添市道国際センター線の前田トンネルを自転車で抜ける。ゆいレールの延伸ルートはこの頭上を急勾配で越える
  • 浦添市道国際センター線の前田トンネルを自転車で抜ける。ゆいレールの延伸ルートはこの頭上を急勾配で越える
  • ゆいレール延伸区間のイメージ(絵:大野雅人)
  • 今回のサイクリングは、メルキュールホテル沖縄那覇、沖縄輪業、Y’s Road、シクロエクスプレスなどがタッグを組んだ「サイクリスト向け宿泊プラン」の試乗会でトライした
  • 経塚駅付近で見つけたカフェステーション。アイコンはゆいレールをイメージしたもの
  • 前田トンネルの片側車線を閉鎖してモノレール支柱を設置中
  • U型よう壁やボックスカルバートによる工事がすすむ浦添市消防本部付近
  • 延伸ルートの終点、てだこ浦西駅が見えてきた
  • 市道石嶺線ではモノレール支柱が連続して建ち並んでいた

11月平均気温22.5度の那覇市・浦添市をレンタサイクルで走ると、沖縄唯一の鉄道「ゆいレール」の延伸区間の支柱や地下区間工事が見えた。首里から先、将来の終点・てだこ浦西駅まで、自転車のハンドルバーに取り付けたカメラがとらえた工事現場の景色とともに見ていこう。

モノレールの延伸区間は、その8割が市道や県道の上に軌道が設置され、アップダウンの連続する軌道になるが、小高い丘の上にある浦添前田駅と、牧港川が流れる低地のてだこ浦西駅の間は、急勾配で越えず地下トンネルで直線的に貫くようだ。

“丘越え”となる経塚駅の前後は、真新しいコンクリート支柱が姿を現していた。この付近には、モノレールを通す支柱のほかに、将来の駅利用者をねらっかカフェも先行オープンしていた。4年後のモノレール延伸開業を待つこの店のアイコンは、ゆいレールをイメージしたかわいらしいデザインだ。

途中、気になったポイントですぐに立ち止まれるのも自転車のいいところ。カフェの次は、浦添消防署前で自転車を止める。この付近では、ゆいレール唯一となる地下区間の工事が行われている。

浦添消防署付近(標高100m超)の高台から、800m進んで40m下がるという急坂を駆け下りるとてだこ浦西駅。牧港川へと合流する小川のほとりからは、ドーム型の駅舎の姿や、モノレール橋脚の末端が見えた。このてだこ浦西駅までモノレールが延伸すると、市街地をモノレールで、沖縄の南北をバスやレンタカーなどでアクセスする「パーク&モノライド」が実現するという。

今回の自転車は、メルキュールホテル沖縄那覇、沖縄輪業、Y’s Road、などがコラボしたサイクリスト向け宿泊プラン(11月から、毎日限定10部屋)の報道公開でレンタルしたスポーツ車(オプション設定)。同プランと、シクロエクスプレスの自転車専用宅配サービスを組み合わせれば、“マイ自転車”による沖縄サイクリングが安心・快適に実現できるという。



《レスポンス編集部》

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