11月の企業倒産件数、8か月ぶりのプラス…帝国データバンク

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件数 負債総額の推移
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帝国データバンクが発表した2015年11月の企業倒産件数は前年同月比2.7%増の689件で、8か月ぶりのプラス。負債総額は同20.8%増の1328億7000万円で、2か月ぶりのプラスとなった。

業種別では、7業種中4業種で前年同月を上回り、なかでも製造業(93件、前年同月比16.3%増)、卸売業(111件、同15.6%増)、小売業(135件、同18.4%増)の3業種は前年同月比2ケタの大幅増加となった。一方、サービス業(134件、同18.3%減)は前年同月を下回り、建設業(141件)、運輸・通信業(31件)の2業種は前年同月と同数となった。

主因別の内訳は、「不況型倒産」の合計は590件(前年同月比10.9%増)。構成比は85.6%(前月86.1%、前年同月79.3%)と、前月を0.5ポイント下回ったものの、前年同月を6.3ポイント上回った。

負債額別では、負債5000万円未満の倒産は374件(前年同月比0.5%減)で、構成比は54.3%と、前年同月から1.7ポイントダウン。一方、負債50億円以上の倒産は5件(前月0件、前年同月1件)発生した。資本金別では、個人経営と資本金1000万円未満の合計が383件となり、構成比は55.6%を占めた。

地域別では、9地域中4地域で前年同月を上回り、なかでも北海道(21件、前年同月比16.7%増)、関東(264件、同14.8%増)、九州(48件、同11.6%増)の3地域は増加率が前年同月比2ケタの大幅増加。一方、14か月連続の前年同月比減少となった北陸(18件、同21.7%減)をはじめ、5地域は前年同月を下回った。

《纐纈敏也@DAYS》

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