【WRC】トヨタGAZOO、2017年復帰に向け来春から車両テスト

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(左から)佐藤俊男TMG社長、トミ・マキネンチーム代表、豊田章男チーム総代表、嵯峨宏英チーム副代表
  • (左から)佐藤俊男TMG社長、トミ・マキネンチーム代表、豊田章男チーム総代表、嵯峨宏英チーム副代表
  • 17年からトヨタは「ヤリスWRC」(右)でWRCにワークスとして復活参戦(左はかつてのワークス機「カローラWRC」)。
  • トヨタ ヤリス WRC
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2017年のWRC復帰に向け、トヨタGAZOOレーシングは11月末、豊田章男チーム総代表、トミ・マキネン チーム代表、嵯峨宏英チーム副代表、佐藤俊男TMG社長の4名が富士スピードウェイに集結。本格的な車両製作に着手するにあたり、成功に向けての結束を固めた。

話し合いの中で、豊田章男チーム総代表は、「ラリーにおけるクルマづくりは理論だけでない“それぞれの道”に合わせた現地現物のクルマづくり。そこには、もっといいクルマづくりを目指すトヨタが改めて学ばなければいけないことがたくさんある。それを実践するマキネン氏に我々は大いに学ばなければならない」と、マキネンの牽引するチームへの期待を述べた。

現在、トヨタGAZOOレーシングは、WRC通算24勝、4年連続ドライバーズチャンピオンに輝いたマキネン氏のリーダーシップのもと、フィンランドを拠点に参戦準備を進めている。チームを構築中の同氏のもとには、経験豊富で熱意あるスペシャリスト40名が集まっている。

マキネン氏は、「参戦までの準備時間が非常に限られており、難しいプロジェクトだが、プロフェッショナルで対応力のあるチームを構築してきた。チームメンバーの献身的な働きによって、当初のスケジュールと目標を達成できる見通しが立った。もちろんまだまだやるべきことはあるが、準備は整っている」と述べた。

トヨタGAZOOレーシングは今後、マキネン氏のもとで、『ヤリスWRC』を最高のレベルに仕上げていく。プロジェクトの次の重要なステップとなる車両テストは、2016年春の開始を予定している。

《纐纈敏也@DAYS》

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