【スズキ エスクード 新型】併売される現行型、「エスクード2.4」名前の理由

自動車 ニューモデル 新型車
スズキ エスクード
  • スズキ エスクード
  • スズキ エスクード
  • スズキ エスクード
  • スズキ エスクード
  • スズキ エスクード
  • スズキ エスクード
  • スズキ エスクード
  • スズキ エスクード

スズキから発売された新型『エスクード』は、新規投入車種として位置づけられ、これまで販売されてきたエスクードは『エスクード2.4』として併売される。

なぜこのような方法が取られたのか。スズキ第三カーライン製品企画の今枝怜史さんは、欧州と同じ『ビターラ』という名称にする案など、多くの議論があったことを認めたうえで、「スズキのこのサイズのクルマを新たに投入した際に、どうやったらユーザーにぱっと名前を聞いただけで、そのイメージを浮かべてもらえるかがポイントだった」と振り返る。

そこで、「“エスクード”というネーミングを聞くと、サイズ感や四駆性能が高いクルマだとイメージしてもらえる。この点が最も訴求したいところなのであえて新規投入車をエスクードとネーミングしたのだ」と説明する。

一方、継続販売されるエスクード2.4に関して今枝さんは、「新型エスクードでは、これまでのエスクードユーザーからは物足りないと感じる部分があるかもしれない」と明かす。それは、本格的なクロカンのイメージだ。「エンジンは縦置きでFRを基本とし、ラダーフレームが良いというユーザーに、新型を提案しても物足りなさを感じるかもしれない。そこで、併売を決断したのだ」と話す。

そして新型は、「そこまでの四駆性能は必要なく、街乗りがベースで、基本は二駆で走り、燃費も良くて、狭い道に行っても不安にならないようなクルマがいいというユーザーに勧めたい」とエスクード2.4との住み分けを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集