海の無い街にある海上保安庁の研究施設、年に一度の一般公開

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海の無い立川にある海上保安庁の研究施設。年に一度、秋に一般公開する。
  • 海の無い立川にある海上保安庁の研究施設。年に一度、秋に一般公開する。
  • 海に転落した人が携帯電話を身につけているケースが増え、データを復元して身元特定に役立てることが増えているという。
  • 大型の回流水槽も公開。波の影響による船の挙動を研究している。
  • 1000トン型の巡視船「はてるま」を1/75スケールにした模型。横から受ける波の影響を調べている。
  • 研究施設は防火水槽も兼ねているという。
  • 灯台の研究もここで行っている。
  • 灯火標識はLEDを使用するものも徐々に増えている。
  • 救難展示のため、羽田航空基地から飛んできた「わかわし」、ユーロコプター社製のヘリコプターだ。

海上保安庁は24日、海上保安試験研究センター(東京都立川市)の一般公開を実施した。同センターは技術研究や鑑定を行う部署があり、公開は年に一度、秋に実施している。

海とは縁のない街、立川に所在する海上保安試験研究センターは1991年に神奈川県横浜市から移転したもので、海上保安庁の業務で必要となる技術の研究や、科学捜査や鑑定の研究が行われている。

今回の施設公開では事故で海に没した携帯電話などの電子機器からデータを復元する手順の説明や、偽造書類の鑑定技術のほか、大型回流水槽やヘリコプターによる救難展示の公開も行われた。

《石田真一》

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