ボルボ、新型コンパクトカーを開発へ…新プラットホームがベース

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ボルボカーズのCMAプラットホーム
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  • ボルボの3気筒ハイブリッド

スウェーデンのボルボカーズは10月19日、革新的な「CMA」プラットホームをベースに、新しいグローバルコンパクトカーを開発すると発表した。

CMAは、ボルボカーズの「SPA」プラットホームの小型版で、SPA同様の先進性を持つ。CMAを使った最初の新型車は、2017年に発売する予定。将来の全てのボルボ車は、CMAとSPAの2種類のモジュラープラットホームをベースに開発されることになる。

SPAとCMAの同時開発は、ボルボの商品リニューアルと成長戦略の基礎。この商品リニューアルと成長戦略には、今後4年以内の全ラインナップの刷新と、年間販売台数を80万台へ引き上げる目標を含む。このプロセスは、新型『XC90』の発売で始まり、次期『S90』プレミアムセダンの近い将来の発売へと続く。

ボルボはCMAによって、コンパクトカーの顧客にも、SPAをベースにした大型車の顧客と同じく、プレミアムなエンジニアリングを提供。SPAとCMAの共用技術には、パワートレイン(内燃機関とプラグインハイブリッドの両方)、インフォテインメント、空調、データネットワーク、そして2020年までにボルボの新車に乗車中の死傷者ゼロを目指す安全システムが含まれる。

ボルボカーズのピーター・メルテンス研究開発担当上級副社長は、「CMAの柔軟性が、ボルボの技術者やデザイナーの自由度を高めた。幅広い魅力的な新装備を考案・導入すると同時に、ドライバビリティの向上、世界基準の安全装備やコネクティッドカー技術の提供も実現した」と述べている。

《森脇稔》

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