【フィアット 500X 発表】500らしさはディティールではなく「フォルム」

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フィアット 500X
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フィアット『500X』は、500らしさを重視しながらデザインされたという。

その500らしさとは何か。FCA Italy:EMEA デザイン部門ヘッドのロベルト・ジョリート氏は、「ヘッドライトなどを含むフロント周りや、クロームに囲まれたテールランプなどのディテールはもとより、全体のフォルムが重要だ」と述べる。

具体的には、クルマを一周するキャラクターラインにより、「上下に二分割したようなイメージ」。そして、「クルマのボリューム感を出すためにタイヤを強調していることだ」と話す。これらは、『ヌォーヴァ500』や『500』にも共通するものだという。因みに、このボリュームを出す手法は、ジョルジェット・ジウジアーロも取り入れているという。

また、ジョリート氏がこの500Xをデザインするにあたり、最も大切にしたことは、「フロント部分のイメージを大切にしつつも、決して飾り立てるようなことはしないことだ」と説明。また、「サイズは少々大きくしながらも、腕白さ、アグレッシブさを出したいので、“鷹の目”のようなフロントライトを採用した」とした。

更に、「ピラーを太くして存在を感じさせつつも、視界を遮らないようにした」。これは、「例えばクーペのような閉鎖的な空間ではなく、室内にいると本当に視界が広く感じる効果を期待したのだ」とし、ピラーを太くした理由については、「堅牢なストラクチャーが必要であったことと、(Aピラーなどの)窓の数を増やしたくなかったからだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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