トヨタ 86 ラリーカー、FIA R3 の認証取得…後輪駆動車で初

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トヨタ GT86 CS-R3
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ドイツに本拠を置くトヨタモータースポーツGmbH(TMG)は10月2日、『GT86 CS-R3』が後輪駆動車として初めて、「FIA R3」のホモロゲーションを取得したと発表した。

同車は、トヨタ『GT86』(日本名:トヨタ『86』)をベースに開発されたFIA(国際自動車連盟)「R3」レギュレーションを満たすラリーカー。2014年8月には、プロトタイプ車がドイツで開催されたWRC(世界ラリー選手権)第9戦において、デモ走行を果たしている。

GT86 CS-R3では、FA20型・直噴2.0リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンをチューニング。最大出力は232hpへ、32hp引き上げられた。最大トルクは24kgmを獲得する。

トランスミッションは6速シーケンシャルで、LSDを装備。サスペンションとブレーキも、レギュレーションの範囲内でラリー用に強化される。室内には、FIAの安全基準を満たすロールケージを組み込む。快適装備を省くなどして、軽量化を実施。車両重量は1080kgで、市販車に対して、およそ200kgの軽い。

10月2日、トヨタモータースポーツGmbH(TMG)はGT86 CS-R3が後輪駆動車として初めて、FIA R3のホモロゲーションを取得したと発表。ドイツでのベース価格は、キット状態で8万4000ユーロ(約1130万円)。TMGは、「これでGT86 CS-R3が、WRCを含むFIAレギュレーションのあらゆるラリーに、参戦することが可能になった」と説明している。

《森脇稔》

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