新型『プリウス』に搭載されるハイブリッドシステムは、トヨタが次世代と呼ぶもの。より扱いやすく、運転のしやすいハイブリッドシステムを目指して開発された。新世代のハイブリッドシステムは、現行型よりも軽量コンパクト化。バッテリーやモーター、ガソリンエンジンの技術における進歩を反映させた。
バッテリー(二次電池)は、リチウムイオンではなく、引き続きニッケル水素を使用。ただし、エネルギー密度を高めることで、同じ大きさと重量のバッテリーから、より多くの電力を得ることを可能にした。
さらに、モーターも小型化。ガソリンエンジンの熱効率も、現行型の38.5%から、ガソリンエンジンとしては世界最高の40%以上へ引き上げられた。これらの結果、トヨタは、「欧州仕様の場合、燃費は現行比で、18%の向上を狙う」と説明している。