ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツは9月15日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー15において、新型『Cクラス クーペ』を初公開した。
新型『Cクラス』に関しては2014年1月、デトロイトモーターショー14において、まずは4ドアセダンがデビュー。その後、ステーションワゴンも新型に切り替わった。今回、Cクラスクーペもモデルチェンジを受けたことで、新型Cクラスに3ボディが出そろったことになる。
新型Cクラス クーペは、力強くスポーティで、エモーショナルな小型クーペを目指して開発。新型は先代比で、全長を95mm、ホイールベースを80mm延長。全幅は40mm拡大した。Cクラスセダン比で、全高は15mmダウン。フロントマスクはCクラスファミリーの表情だが、リアは『Sクラスクーペ』を思わせるテールランプが目を引く。
ボディサイズの大型化の効果で、新型は室内空間を先代に対して拡大。各部の素材には吟味された上質なものを使用し、高い質感を演出する。
欧州向けのパワートレインは、ガソリンとディーゼルの複数ユニット。ガソリンの最上級グレードが、「C300」。直噴2.0リットル直列4気筒ターボは、最大出力245hpを引き出す。
プレスカンファレンスには、ダイムラーのメルセデスベンツ乗用車部門の営業担当、オーラ・ケレニウス取締役が登壇。「クーペは常に、非常に特別な役割を果たしてきた。上品でスポーティなキャラクター、運転する楽しさ、独特の個性を持つ」と語っている。