8月19日、インドネシアのジャカルタにて、「インドネシア・インターナショナル・モーターショー(IIMS)」のオープニング・セレモニーが開催された。
国歌斉唱からスタートしたセレモニーは、フラッグダンスを経て、オーガナイザーであるディアンドラCEOディアンドラ・プロモシンド氏のスピーチに続く。最後は主賓としてインドネシアの副大統領ジョセフ・カラ氏が登場。インドネシアにおける自動車産業の重要性を口にしつつも、もうひとつのモーターショーの存在をほのめかして笑いを取った。
実は、今年のインドネシアでは、従来から開催されていたディアンドラ主催のIIMSとは別に、「ガイキンド・インドネシア・インターナショナル・オートショー(GIIAS)」も同じ8月20日から30日のスケジュールで開催される。
ふたつのモーターショーは、主催者も違えば会場も別。つまり、前代未聞のふたつのモーターショーが並行して開催されるのだ。ちなみにGIIASは、インドネシアの自動車工業会の主催となる。
インドネシアのモーターショーは、「新型車の発表の場」という側面もあるが、どちらかといえば「実際にクルマを見て、その場で買う」というトレードショーの色合いが強い。そうした特徴があることも、ふたつのモーターショーを実施させる理由になったのかもしれない。