ホンダ S660、年内生産分はすでに完売

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ホンダ S660
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ホンダが4月2日、日本国内で発表した『S660』。同車の2015年生産分が、すでに完売していることが分かった。

S660は1996年に生産を終了した『ビート』以来、19年ぶりの軽自動車のオープンスポーツカー。「心昂る Heart Beat Sport」をテーマに、あらゆる場面で運転の楽しさが感じられるクルマを目指して開発された。

ミッドシップに置かれるエンジンは、排気量660ccのターボ。最大出力64ps、最大トルク10.6kgmを引き出す。組み合わせるMTは、軽自動車初の6速。MT車は最大7700rpm、CVT車は最大7000rpmまで、ホンダエンジンらしく気持ちよく回るのが特徴。

新世代のホンダ軽オープンスポーツを待っていた顧客は、同社の想定以上に多かったようだ。ホンダの最新発表によると、6月下旬から7月上旬のオーダー分で、納期は、最大で1年先の2016年4‐6月頃。2015年内の生産分は、すでに完売している状態という。

ホンダは、次回のS660のオーダー受付について、10月下旬を予定。同社は、「S660はスポーツカーに相応しい走りと質感を実現するため、人の手と機械を融合させた専用工程を取り入れた少量生産を行っており、生産台数が限られる」と説明している。

《森脇稔》

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