ダイハツ工業の別所則英上席執行役員は7月30日の決算発表会見で、トヨタ自動車と進めているアジア市場向けのコンパクトカーの協業について「十分闘える商品力と技術力を持たせる開発ができる」と語った。
このプロジェクトではダイハツがインドネシアで販売している『アイラ』、マレーシアに投入の『アジア』などと同様に「軽自動車を進化させてコスト面も競争力のあるクルマ」(別所氏)の開発に取り組んでいる。
投入する市場については「トヨタさんとの協業なので現状では公表できない」(同)ものの、アジアの大市場であるインドなどが検討されている模様だ。ダイハツの海外車両販売は、インドネシアとマレーシアだけなので、協業が実現すれば第3の海外市場開拓となり、一段の業容拡大に寄与する。