陸上自衛隊の次期多用途ヘリコプターの開発、富士重工業に選定

航空 行政
富士重工業製の多用途用UH-1J(習志野駐屯地・陸上自衛隊第1空挺団「降下訓練始め」、千葉県船橋市、1月11日)
  • 富士重工業製の多用途用UH-1J(習志野駐屯地・陸上自衛隊第1空挺団「降下訓練始め」、千葉県船橋市、1月11日)

防衛省は、陸上自衛隊新多用途ヘリコプター(UH-X)の開発事業者が、富士重工業に決定したと発表した。

陸上自衛隊多用途ヘリコプターUH-1Jの後継となる新多用途ヘリコプター(UH-X)の開発事業では、効率的な開発を進める観点から、国内企業と海外企業が共同で行う民間機の開発と並行して実施することを前提に、開発事業者の選定作業を企画競争により進めてきた。

富士重とベル・ヘリコプター、エアバス・ヘリコプターズと川崎重工業の2グループが提案した。

評価では「実現可能性」、「納入に要する期間」、「機体の性能」、「陸上自衛隊に対する補給整備上のポリシー及び後方支援体制の構想」、「ライフサイクルコスト」、「国内生産・技術基盤への寄与」、「国内外の民間市場への展開」の7つの要素について総合的な評価を行った。

今回、評価点の合計が高かった富士重を開発事業者として決定した。富士重はUH-Xを米国のベル・ヘリコプターと、既存機を改造する形で共同開発する。

《レスポンス編集部》

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