【ホンダ シャトル 発売】こだわりの荷室はメーカーの都合で制約を設けない

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ホンダ『シャトル』のメーカーの都合で広さが制約されないよう、荷室はこだわりを持ってデザインされた。

「『フィットシャトル』を含めてワゴンユーザーは、何を積むかなど、自分のカーライフに求めるものを把握している。そこで、たくさん積めるように荷室を作ることが大事だと、今回は思い切り広くした」とは本田技術研究所インテリアデザイン担当の小川朋子さんの弁。

従って、「メーカーの勝手な都合で何かをどこかに付けるようなことはせず、広く確実に使いやすい荷室にした」とコメント。そのためにエクステリアデザインも協力し、開口部もフィットシャトルと比較し30mm(横方向)広げた。

更に荷物を置いても安心できるように荷室の素材にもこだわった。そういった基本性能の上に、マルチユースバスケットを設けたのだ。その発想は「特にバックや荷室床面には置きたくないなという大切なものをパッと置けるように、“大切棚”と名付けて開発してきた」と小川さん。底の部分には柔らかい素材を配することで、大事なバックが硬い床にあたって傷がつかないように気配りもなされている。

また、このマルチユースバスケットは、折りたたむことでリアシート背面と一体になる。小川さんは、「リアシートを倒すと、そこに大切棚が設置していることは全く分からなくなるように、表裏の素材を変えるなども含めてデザインした」と話す。

そして、ラゲッジルームアンダーボックスも設置された。「これはいわゆる気にならない棚。大事なクルマだからと、ユーザーはわざわざ床にビニールを敷いてベビーカーを乗せていた。そんなことをさせないためにも、床下に気にならない棚を作ったのだ」と説明。ベビーカーの前輪を乗せるためのスペースも作っており、車いすもきちんと収まるという。「ご家族のおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に出掛ける時のために、車いすなどを持ち運びたい方もいるだろう。そういう場合でもぜひ使ってほしい」とコメントした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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