住友理工、FCV向け基幹部材製造の新会社を設立

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住友理工は5月11日、燃料電池自動車(FCV)に搭載する燃料電池(FC)部材の安定的な供給体制確立を目的に、FC部材製造会社「住理工FCシール株式会社」を設立したと発表した。

新会社は愛知県小牧市に設立。住友理工100%出資で、資本金は4億9500万円。住友理工の矢野勝久執行役員が代表取締役社長を務める。

住友理工は、コアコンピタンスである「高分子材料技術」を駆使して、FCスタック向けのゴム製シール部材「セル用ガスケット」を開発し、2014年11月に量産を開始。同製品は、トヨタのFCV『MIRAI』に採用されている。

FCVは、低環境負荷の次世代自動車として期待が寄せられ、今後大きな成長が見込まれる分野として注目を集めている。住友理工では、FC向けの基幹部品として、安定的な量産と供給を両立するため、これまで同社FC製造部門で担ってきた生産機能を新会社に集約し、事業の拡大と効率化を図る。

《纐纈敏也@DAYS》

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