メルセデス・ベンツ日本が発表した『メルセデス AMG GT』は、AMG自らが開発したスポーツカーである。
メルセデスAMG社CEOのトビアス・ムアース氏は、自らスポーツカーを設計した理由について、「本気のスポーツカーブランドとして認められるためには、オリジナルのクルマを作らねばならないからだ」と述べる。メルセデスAMG GTは、『SLS AMG』に次いで2番目の自社開発車両になる。
また、「AMGユーザーの理想は、特別な機会にのみ運転するのではなく、毎日乗りたいはずだ」とし、「実際に旅に連れ出すことも出来るように作っている。特にGTは、気持ちの良い旅の道連れにもなる一方、レーストラックの猛獣にもなりえるのだ」という。
こういったコンセプトから、「根っからのAMGファンは、GTに乗る機会のないうちにオーダーをした。これは、他のスポーツカーメーカーのユーザーも同様で、市場の評価は上場。良いスタートを切っている」と満足げだ。
この状況は日本も同様で、AMGの中ではアメリカやドイツなどとともに五大マーケットのひとつとして位置づけられることから、「これからの数か月でさらなる成長を確信している」と期待を膨らませた。
なお、AMGは2014年、4万7600台以上を販売し、2013年の3万2000台を上回った。2015年は、今回のメルセデスAMG GTを含め今後もニューモデルを予定していることから、ムアース氏は「今年もこの勢いを続けたい」と語った。