【マツダ アテンザ 試乗】安全機能の充実が嬉しい新グレード…島崎七生人

試乗記 国産車
マツダ アテンザ XD プロアクティブ
  • マツダ アテンザ XD プロアクティブ
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試乗した「XD プロアクティブ」は新設定グレード。ベースのXDに安全関連の機能、装備がひとまとめになった「セーフティクルーズパッケージ」が装着可能となったものだ。

カタログによれば7万円(税抜き)で、スマートブレーキサポートやグルーズコントロールほか、上級の「Lパッケージ」同等の内容にできる。

実車は当然ながら最新デザインのマスクとインパネ付き。インテリアも当然、例のスマートなインパネが備わる。が、黒ずくめの内装でやや沈んで思えた。白レザー内装の広報車を見慣れているせいもある。とはいえせめてシート表皮(クロスはキャリーオーバーだ)も一新したかった気がする。誰も選ばないネクタイの柄のようでも困るが、ヘリンボーンやグレンチェックなどオーソドックスな柄でよく、色調もやや明るめのグレーに振るなどしたら、室内全体が落ち着いたまま華やぐ気がするのだが、いかがだろうか?

走りはよりクラス感を意識した設定。とくに乗り心地は、17インチタイヤということもあり、路面からの入力を大きな周期でいなす、ゆったりした印象が強まり、ワゴンより長いホイールベースらしいものに。ハンドリングも幾分か穏やかな味付けになったように感じるも、フォーマルにも使われる可能性の高いセダンとしては相応しいものと思う。

燃費だが、200kmに満たない、一般道主体の普段使いの走行モードで14.4km/リットル。XDオーナーならご存知のように、足を伸ばす使い方ならもっと燃費は伸びる。が、これだけ安楽に乗っていられるセダンで、しかも緑のノズル(例外あり)の軽油で走れるクルマとしてならまずまず。同クラスの低年式セダンなどから乗り替えたユーザーなら、十分に満足であるはずだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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