ネパールに救援物資運び、救出活動
ネパールの大地震から1週間、現地では今も救出活動が続いており、死亡確認も当初の2,000人から6,200人に膨れあがっている。そのような状況で奇跡的に女性や子供が救出されている。一方、外国人旅行者の帰国活動も進められており、5月1日にはネパールに救援物資を運んだ豪空軍機でオーストラリア人66人を含む100人を超える外国人がタイのバンコックに輸送された。
ABC放送(電子版)が伝えた。
豪空軍のC-17グローブマスター機は2機は、15トンの救援物資を積んでカトマンズーに到着、大使館庭などに避難していたオーストラリア人を含め100人を超える外国人をバンコックに運んだ。しかし、トレッカーや観光客などはネパール国内各地に散らばっており、エベレストに近いルクラにも大勢のトレッキング客がいるとされている。今後、オーストラリア人が地方からカトマンズーに避難してくることから、救出飛行がさらに続けられる予定になっている。
避難のオーストラリア人はほとんどが地震以来オーストラリア大使館の庭でキャンプしていた。そこから空港までバスで運ばれ、大使館職員の誘導で大型輸送機に乗り込んだ。グレン・ホワイト駐ネパール豪大使は、地震以来、ネパール国内に滞在していると見られるオーストラリア人の所在確認を続けてきており、「オーストラリア人はほとんどの所在を確認したか、少なくとも無事と考えられる」と語っている。
被災地では汚染された水による感染症の広がりが気づかわれており、豪空軍機も瓶詰め水、水浄化錠剤、テント、ターポーリン・シートなどをカトマンズーに運び込んだ。
まだ消息のつかめないオーストラリア人も20人ほど残っている。
■ソース
Nepal earthquake: First Australians evacuated from Kathmandu on board RAAF transport planes