ホンダリコール問題「ブランドが若干毀損されている」…岩村副社長

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ホンダ 岩村哲夫副社長
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ホンダの岩村哲夫副社長は4月28日に都内にある本社で開いた決算会見で、『フィットハイブリッド』などで複数回にわたりリコールを届け出たことで「ブランドが若干毀損されている」との認識を示した。

岩村副社長は「品質関連対応で2014年度は相当、新車の投入を遅らせた。その分、『グレイス』『N-BOXスラッシュ』『ジェイド』の3つに相当かけていたが、販売が予測に届かなかった」と振り返った。

その上で「品質問題で私どものブランドが若干毀損されている。既納客は販売店との結びつきが強いこともあってコンタクトができるが、新規客がなかなかとれなかった。それが3機種の見込み違いになってしまった」と分析。

なかでもグレイスに関しては「このクラスの4ドアセダンは我々相当長い間休んでいた。それで新たに出して昔の『アコード』のお客さんや『カローラ』のユーザーも取り込みたいと思っていたが、残念ながら目論んでいたほどではなかった」とも。

ホンダは2015年度の国内販売計画を前年度比2%減の77万台に設定。その理由として岩村副社長は「3車種の見込み違いを少し調整したことに加えて、(5月発売予定の)『シャトル』以降、ニューモデルがないのでそういう数字にしている」と述べた。

《小松哲也》

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