1月に登場したトヨタの新型『アルファード』『ヴェルファイア』。迫力と気品を兼ね備えるフロントマスク、高級セダンの代名詞『クラウン』にも通じるインテリアの質感、そして5mに迫る堂々たるボディをまとうラージサイズミニバンとして、大型車が売れない日本にあって驚異的とも言える大ヒットを記録したのが旧型モデル(アルファード(2代目)/ヴェルファイア(初代))だ。
ピークの2010年では両モデルは10万台近くを売上げ、モデル末期だった2014年でも、通年の販売台数はヴェルファイアが3万6734台、アルファードが2万5863台と、両車合わせて月販5000台超を叩き出していた。アル/ヴェル累計の販売台数は55万台に迫り、まさにトヨタの“ドル箱”的存在だった。新型に切り替わった現在でも中古車価格は高止まりを維持している。
パワートレーンのラインアップは、必要十分な動力性能を持つ2.4リットル直列4気筒エンジン(170PS)+CVTと、余裕のパワーを持つ3.5リットルV6エンジン(280PS)+6AT。モデル後期には、待望されていたハイブリッドモデルも登場。『エスティマ』と基本的なコンポーネンツを共有する四輪駆動ハイブリッド「E-Four」を採用し、19km/リットルという優れた燃費を達成している。
55万台という大ヒット車種だけに、旧型アル/ヴェルを大切に乗り続けている人も多いだろう。新型モデルが登場したこともあり、旧型オーナーの多くは乗り替えタイミングを検討していのではないだろうか。ただ、まだ中古車人気が維持されているこの時期がある意味“売り時”と言える。新車購入前提ならばディーラーでの下取りという方法もあるが、専門店などでの「買取り」という手もある。
買取り価格は中古車業者におけるオークション相場がベースになっているので、アル/ヴェルのような中古車市場で人気を博しているモデルは下取りよりも高い額で査定される傾向が強い。また、ミニバンはエアロパーツやオリジナルのカーAVなどをオーナーのこだわりで装着している例も多いが、それらのオプションパーツも多くの場合、付加価値として評価してもらえる。現在の見積もり額を調べるだけでも、旧型オーナーは一考の価値はあるかもしれない。
【参考サイト】マイカー一括査定サービス
安心車.jp https://anshinkuruma.jp/