MRJ、量産への進捗は「計画通り」…サプライヤー生産体制強固に

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三菱MRJ(資料画像)
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三菱重工業と三菱航空機は、次世代リージョナルジェット機MRJ(三菱リージョナルジェット)の量産に向けた準備状況を発表した。

現在、県営名古屋空港近くの愛知県から取得した県有地(愛知県豊山町)で、最終組み立てと、艤装・塗装して完成機に仕上げる新工場を建設中で、計画通りとしている。

三菱重工の神戸造船所(神戸市兵庫区)では、主翼部品を一貫製造し、三菱重工の名古屋航空宇宙システム製作所飛島工場(愛知県飛島村)に新設する専用ラインで組み立てる。量産機は、三菱重工の工場を最大限活用して生産する。

また、MRJに部品を供給する国内のパートナーが参加して「航空機部品生産共同組合」を設立した。三菱重工の松阪工場(三重県松阪市)で民間機の量産部品を連携して一貫生産するクラスター立上げを進めている。

更に、愛知県小牧市にあるグループ会社の三菱重工航空エンジンでMRJ用エンジンの最終組み立てを行う。

今後、国内のMRJ関連の各製造拠点と、世界中のサプライヤーによるリアルタイムネットワークを構築し、膨大な数の物流を管理する計画だ。

《レスポンス編集部》

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