鹿児島市電、高麗町車庫で最終便見送り式…5月から新車庫に移転

鉄道 行政
高麗町にある現在の車庫。老朽化に伴い4月30日限りで使用を終了する。
  • 高麗町にある現在の車庫。老朽化に伴い4月30日限りで使用を終了する。
  • 上荒田町に整備された新しい車庫。5月1日から使用を開始する。

鹿児島市交通局は4月30日の16時30分から、高麗町の交通局構内で「市電最終出庫便見送り式」を開催する。

鹿児島市電は1912年12月、鹿児島電気軌道の路面電車として運行を開始。1928年には鹿児島市が鹿児島電軌を買収した。高麗町の市電車庫は鹿児島電軌時代に設けられたものだが、施設の老朽化に伴い局舎と市電車庫の移転が計画された。

移転先は上荒田町の日本たばこ産業(JT)工場跡地で、5月1日から新しい車庫の使用を開始する。これに伴い移転前日の4月30日、高麗町の車庫を最後に出庫する電車の見送り式が行われることになった。

最終出庫の時刻は16時53分頃の予定。来場者には記念カードをプレゼントする。交通局は「役目を終える高麗町の電車施設から最終出庫する市電を一緒に見送りましょう」と呼びかけている。

《草町義和》

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