3月29日、栃木県・ツインリンクもてぎで、スーパー耐久シリーズ開幕戦、決勝レースが行なわれた。ST-Xクラスは「#3 ENDLESS ADVAN BMW」、ST-2は「#20 RSオガワ ADVAN ランサー」、ST-3は「#34 asset ings テクノ Z34」がクラス優勝を果たした。
開幕戦は5時間のレース。1周のフォーメーションラップ後にST-Xクラストップに立ったのは「#32 KSF Direction Racing GT3R」。そのまま序盤をリードし、34周目にピットインしドライバー交代。代わりにトップに立った「#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-R」は40周目にピットイン、#32から36秒差でコースに戻り、両車は中盤もトップ争いを繰り広げた。
レース終盤を迎えると、クラス最後尾からのスタートであった#3がトップ争いに加わった。71周目には2番手に浮上し、ハイペースの走りを守り、99周目にはトップに立ち、そのままチェッカーとなった。
ちなみに#32は、レース残り4分を切ったところでミッショントラブルに襲われ、惜しくもリタイアとなった。
一方のST-2クラス。予選トップは「#59 DAMD MOTUL ED WRX STI」であったが、スタート直後の1コーナーで#20にクラストップを奪われた。その後終盤まで両車はもつれ込むが、#20が逃げ切りのクラス優勝を果たした。
ST-3クラスは、序盤から#34と「#38 ムータレーシング TWS IS350」がしのぎを削った。しかし、#38がピットインした際に、点火系トラブルの対処でしばらくコースに戻れず、#34の独走状態を許し、そのまま#34がチェッカーとなった。
ST-X、ST-2クラス ST-3クラス TOP3
ST-X
1位:#3 ENDLESS ADVAN BMW(YUKE TANIGUCHI、峰尾恭輔、元嶋佑弥)
2位:#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-R(星野敏、藤井誠暢、高星明誠)
3位:#16 REAF REAL ESTATE KiiVA BMW(HIRO、片岡龍也、阿部翼、畑亨志)
ST-2
1位:#20 RSオガワ ADVAN ランサー(下垣和也、小林且雄、松本武士、伊藤勝一)
2位:#59 DAMD MOTUL ED WRX STI(大澤学、吉田寿博、松田晃司)
3位:HASEPRO RACING LANCER EVOLUTION X(朝倉貴志、長谷川智秀、長谷川奉徹、小林真一)
ST-3
1位:#34 asset ings テクノ Z34(前嶋秀司、佐々木雅弘、松原怜史、佐藤公哉)
2位:#39 SARD Racing IS350(柴田優作、片山義章、平手晃平)
3位:#14 岡部自動車 KYOSHIN マイカーズ Z34(山崎学、増田芳信、小松一臣、杉林健一)