【バンコクモーターショー15】三菱 トライトン のデザインが大きく変わった理由

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三菱 トライトン 新型(バンコクモーターショー15)
  • 三菱 トライトン 新型(バンコクモーターショー15)
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  • 三菱 トライトン 新型(バンコクモーターショー15)
  • 三菱 トライトン 先代モデル
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バンコクの街では以前ほど見かけなくなったとはいえ、タイはピックアップトラックが多い。各社のピックアップトラックを見ていると、デザインにはふたつの流れがあることがわかる。

ひとつは迫力系。フォード『レンジャー』のように大きなグリルを組み合わせ、最近の乗用車のトレンドのように“強面”としている。

そしてもうひとつが、流麗系。マツダ『BT50』そして三菱『トライトン』のように躍動感溢れるフロントマスクからキャビンへ滑らかにラインをつないだスポーティなデザインだ。

そんなトライトンだが、スポーティスタイルの先駆けとなった先代(日本でも限定発売された)はキャビン後方に大胆なラインと段差があり、荷台から独立したようなキャビンのデザインが特徴だった。しかし新型はそれがなく、先代ほどはキャビンのデザインにおける個性はない印象を受ける。

大きくデザインを変えた理由は、市場の反応にあるという。「実は市場で『ふたつ(キャビンと荷台)がくっついている感じ』という声が多かったのです。そこで 新型は、キャビンと荷台の側面デザインを一体化しました」と三菱自動車タイランドで商品企画を担当する羽鳥秀幸氏はいう。

しかし新型でも躍動感あるスタイリングイメージを作り出すため、サイド面では前後フェンダーのプレスラインを強調。側面のアオリの高さを先代よりも高くして“ワイルドなトラック感”を払拭し、同車のキャッチコピーである「究極のスポーツ・ユーティリティ・トラック」をデザインでもアピールしている。

また、先代トライトンの特徴としてダブルキャブの後席シートバックの角度がライバルよりも寝ていて、乗用車ライクのリラックスした姿勢で座れることがあげられた。それは新型にも受け継がれ、さらに座り心地と静粛性を高めたことで「乗用車的な使い方」をするユーザーに強く訴求している。

《工藤貴宏》

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