【春闘15】トヨタはベア4000円、一時金は満額回答

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自動車各社の2015年春季労使交渉は3月18日、相次いで回答が提示された。15日に事実上決着していたトヨタ自動車は、賃金改善分(ベースアップ=ベア)が要求の6000円に対し4000円、年間一時金は満額の6.8か月分(約246万円)となった。

賃金制度維持分として組合が要求していた7300円については満額回答が示された。ベアは要求の6000円には及ばなかったものの、昨年実績の2700円を上回った。現行の要求方式になった2002年以降では2年連続の最高となる。

トヨタは、「経済の好循環」のための政府の積極的な賃上げ要望も念頭に昨年を上回る回答とし、実質の決着も15日に早めてリード役を担った。3年以上従事している「シニア期間従業員」の日当引き上げについては、300円の満額回答とし、一般の期間従業員にも適用する。

《池原照雄》

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