アウディはドイツ時間の10日に開催された2014年次報告会の中で、世界的に販売を押し上げた主力車種であるSUVラインアップの拡充を発表。さらに大型プレミアムセグメントに、航続距離500km以上を実現する、SUVタイプの電気自動車を2018年に市場投入することを明らかにした。
アウディは次世代環境対応技術として車両の電動化を進めている。直近ではジュネーブモーターショーで新型SUV『Q7』のプラグインハイブリッド車『Q7 e-トロン』、高性能スポーツカー『R8』の電気自動車仕様『R8 e-トロン』を発表した。特にR8は、バッテリー技術の改良により満充電で450kmの走行を可能とするなど、大幅な進化を遂げている。
今回の会見で、この電気自動車「e-トロン」のラインアップとして、2018年にSUVモデルが追加されることが明らかにされた。エンジンを搭載しない電気自動車でありながら、航続距離はR8 e-トロンをさらに上回り500km以上にもおよぶという。車名などは不明だが、「大型プレミアム・セグメントに投入する」としている。
大型プレミアム・セグメントのSUVといえば、今回アウディは新型車となる『Q8』を数年以内に発売することを明言しており、このQ8に電気自動車仕様のe-トロンが設定される可能性もある。
アウディはこのSUV(アウディは「スポーツ・アクティビティ・ビークル」と説明)のイメージ画像のみ公開している。