岩崎電気、ハイウェイ形道路灯専用の電源別置形LEDランプ発売…水銀ランプ250Wを代替

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岩崎電気 LEDioc LEDライトバルブS 79W
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岩崎電気は、水銀ランプ250W代替のハイウェイ形道路灯専用の電源別置形LEDランプ「LEDioc(レディオック)LEDライトバルブS 79W」を3月から発売する。

新製品は、既存のHID照明器具がそのまま使える「カンタンLED化」をコンセプトに、ストリートライティング(ハイウェイ形道路灯)専用のLEDランプとして開発した。

ハイウェイ形道路灯は内容積が小さく、従来タイプのLEDランプを装着した場合、熱がこもってLEDの使用温度上限を超えてしまうため光束値を上げられないという問題があった。新製品は、ヒートシンク(放熱板)をランプ上部に設け、LEDの発光面を下面に集中させることで効率よく放熱させて問題を解決した。

また、ランプをソケットに装着した際、発光面が確実に下になるようランプネック部に角度可変機構を装備。配光制御を器具の反射板に依存せず、直接光を照射することで器具効率を向上させ、水銀ランプ250Wより低い光束値でも同等の輝度を発揮する。

新製品は、水銀ランプ250Wのハイウェイ形道路灯と同等の明るさを達成するとともに、消費電力を66%削減。さらに既存の照明器具を活用するため、LED専用器具への交換に比べ初期投資額が減らせるほか、水銀ランプの約3.3倍の長寿命(40000時間)でランプ交換の手間も軽減する。

別置形の電源ユニットは屋外露出で使用でき、既存の安定器スペースを利用可能。電源電圧も100Vから242Vと幅広く対応する。ランプには温度保護回路を内蔵し、電源ユニットには過電流保護機能や耐雷サージ機能(コモンモード15kV)などを装備して安全性にも配慮した。

価格は電源ユニット込で8万2944円。

《纐纈敏也@DAYS》

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