日産自動車のSUV、『スカイライン クロスオーバー』。同車が米国市場において、リコール(回収・無償修理)を行うことが分かった。
これは2月上旬、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。日産自動車の米国法人、北米日産から、インフィニティ『EX』(日本名:日産スカイライン クロスオーバー)に関するリコールの届け出を受けた、と公表している。
今回のリコールは、ステアリングコラムの不具合が原因。アウターチューブの真円度が不適切なため、内側のベアリングに掛かる荷重が不均一なものがあり、ベアリングが破損してハンドルの上下方向のガタが大きくなり、最悪の場合、ハンドル前後方向の固定ができなくなる可能性があるというもの。
米国でリコールの対象となるのは、2008年モデルのインフィニティ『EX35』。2007年6月下旬から、2008年4月下旬に生産された車両が該当する。また、同様の不具合により、2009年モデルのインフィニティ『FX』も、リコールされる。
北米日産では、対象車を保有する顧客に通知。販売店で、ステアリングコラム一式を交換するリコール作業を行う。