【スーパーフォーミュラ】12年ぶり国内シリーズ挑戦の可夢偉、一番のライバルは「初めて走るコース」

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小林可夢偉
  • 小林可夢偉
  • チームルマンからスーパーフォーミュラに参戦する小林可夢偉(左)
  • お台場でトークショーを行なった小林可夢偉
  • 小林可夢偉が今年使用する『SF14』
  • 2014年のスーパーフォーミュラ(鈴鹿サーキット)
  • 2014年のスーパーフォーミュラ(富士スピードウェイ)
  • 2014年のスーパーフォーミュラ(富士スピードウェイ)
  • 2014年のスーパーフォーミュラ(ツインリンクもてぎ)

11日、東京・お台場のMEGAWEBで行われたチームルマンのファンミーティングに登場した小林可夢偉。今シーズンのライバルは「初めて走るコース」になるだろうと語った。

今年は12年ぶりに国内シリーズに活躍の場を移し、名門チームルマンから全日本選手権スーパーフォーミュラに参戦。昨年末に岡山国際サーキットで行われたテストに同チームから参加し、トップタイムもマークした。

トークショーでもシリーズで使用されているダラーラ『SF14』は「とても乗りやすいクルマ」と評価する一方で、「僕はスーパーフォーミュラに関してはルーキー。日本のレースのことについても知らないことは多いし、学ばなければいけないところもある」と冷静にコメント。また今シーズンの最大のライバルについて、可夢偉は“人”ではなく“コース”を挙げた。

「僕の一番のライバルはコース。正直、知らないコースが多いのが最大の敵かなと思います。オートポリスは走ったことないし、ツインリンクもてぎとかスポーツランドSUGOも12年ぶりなのでレイアウトとかも不安。そこが既に参戦しているドライバーとの大きな違いです。スーパーフォーミュラは1時間しか練習走行がないので、そこでコースを覚えてセッティングを見つけなきゃいけないので、大変ですね」。

スーパーフォーミュラで開催されるサーキットは鈴鹿や富士といったF1開催経験もあり有名だが、ツインリンクもてぎ(栃木県)はストップ&ゴータイプでブレーキに負担がかかりやすいと言われている。また宮城県のスポーツランドSUGO、大分県のオートポリスも特徴的なレイアウトをしている上に、コースと防護バリアを中間ゾーン「ランオフエリア」が非常に少ないコース。一つのミスがクラッシュに繋がりかねないという難易度の高いコースも存在する。

さらに前年王者の中嶋一貴をはじめ、ルマン24時間を3度制したアンドレ・ロッテラーなど、国内レースでは経験豊富な強豪ドライバーがひしめき合っており、彼らに勝つことも可夢偉にとっては重要なミッションとなる。

F1で培ってきた経験をフルに活かして自分自身とチームをベストリザルトに導けるか、可夢偉にとって真価が問われる今シーズンの挑戦になりそうだ。

《吉田 知弘》

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