インドの自動車大手、タタモーターズは2015年1月22日、新型車の『ボルト』(BOLT)をインド全土で発売した。
同車は2014年2月、デリーモーターショー14で初公開。ボルトは小型の5ドアハッチバックで、インドで主力のコンパクトカーに位置付けられる。同時に、グローバル市場も意識した小型車。
ボルトには、タタモーターズの新デザイン言語を導入。このデザイン言語は、「デザインネクスト」と命名され、従来のタタ車にはない新形状のフロントマスクが採用された。ダイナミックなシルエットも追求。
ガソリンエンジンは、新開発の1.2リットルターボの「REVOTRON」を搭載。セグメント初となるターボチャージャー、インタークーラー、電子燃料噴射などの特徴を持つ。最大出力は90ps、最大トルクは20.4kgm。トランスミッションは5速MTと、クラス初の「Fトロニック」と呼ばれるセミATを設定する。
タタモーターズは、ボルトのインドベース価格を、44万ルピー(約85万円)と発表。同社の乗用車部門、Mayank Pareek社長は、「インドの顧客に最も人気の高いセグメントのひとつ、ハッチバック市場において、ボルトが我々の存在感を強固にしてくれるだろう」と、自信をのぞかせている。