【新聞ウォッチ】止まらぬ原油安、NY市場一時46ドル台…ガソリンも24週連続値下がり

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年1月8日付

●パリ新聞社銃撃12人死亡、イスラム風刺画報復か、仏大統領「表現の自由への蛮行」 (読売・1面)

●空色・若草色の「クラウン」60周年記念4月限定で受注(読売・8面)

●家電・車ネットでつなぐ、国際家電ショー開幕、業界越え競争激化(読売・8面)

●ベア6000円以上を要求へ、全本田労連(読売・8面)

●原油安「恩恵も」世銀見通し輸入の新興国に(朝日・6面)

●2000万円バイク販売へ、ホンダ、モトGPモデル(朝日・6面)

●円安追い風利益還元も、池史彦・日本自動車工業会会長(毎日・4面)

●ガソリン145円20銭、2年4か月ぶり安値(毎日・7面)

●迫真、トヨタその先へ4、「産業報国」のジレンマ(日経・2面)

●NY原油一時46ドル台、ガソリン、半年で15%安(日経・3面)

●格安タクシー認める、大阪高裁、一審支持「国、裁量を逸脱」(日経・38面)

ひとくちコメント

新年に入ってからも原油価格の下落が止まらない。1月5日のニューヨーク市場では5年8カ月ぶりに1バレル=50ドルを割り込み、一時46ドル台まで下げたという。

原油の値下がりによる家計への恩恵も広がっている。きょうの日経によると、「ガソリンが一段と下落し、地方を中心に車での買い物が増え消費を下支えするとの指摘もある」などと報じている。

現に、今週5日時点のレギュラーガソリンの全国平均の小売価格は1リットルあたり145円20銭で、前回調査した昨年12月22日と比べて3円90銭の値下がり。値下がりは14年7月をピークに24週連続で下落幅は約15%。2012年8月20日以来の2年4か月ぶりの安値水準だそうだ。

世界的な原油価格の下落について、きょうの毎日などによると、市場では「当面は底値が見えない状況が続く」と伝えており、国内のガソリン価格も「来週以降値下がりが続く」との見方が広がっている。

マイカーなどでの買い物客が増えるなど、原油価格の値下がりに伴う「経済効果は時間の経過とともに強まる」(日経)らしい。だが、低価格の軽自動車が良く売れる国内でも米国のようにガソリンを大量消費する大型車にシフトするとは思えないし、自動車諸税の見直しでも燃費性能が優れたエコカーを優遇しており、国内では引き続き薄利多売のセールスが続くことになりそうだ。

《福田俊之》

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