日産自動車の米国法人、北米日産は2015年1月5日、2014年の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は、過去最高の138万6895台。前年比は11.1%増だった。
ブランド別で見ると、日産ブランドが、新記録の126万9565台を販売。前年比は12.2%増と、2桁増を達成した。インフィニティブランドは、0.8%増の11万7330台と、プラスに転じる。
日産ブランドの乗用車系では、主力中型車の『アルティマ』(日本名:新型『ティアナ』)が、過去最高の33万5644台を販売。前年比は4.7%増だった。主力小型セダンの『セントラ』が、41.9%増の18万3268台でこれに続く。『ヴァーサ』はハッチバックの『ヴァーサノート』(日本名:新型『ノート』)追加の効果もあり、19.1%増の13万9781台と、販売の新記録。
日産ブランドのSUV系では、『ローグ』が新型投入の効果で、前年比22.4%増の19万9199台と、過去最高を達成。中型SUVの『パスファインダー』は、7万9111台にとどまり、前年比は10.7%減と後退。小型ピックアップトラックの『フロンティア』は、18.3%増の7万4323台を販売した。
インフィニティブランドでは、『Q50』(日本名:新型日産『スカイライン』)が、3万6899台を販売。前年比は107.1%増と大きく伸びた。日産パスファインダーとメカニズムを共用する主力SUV、『QX60』は、前年比1.3%減の3万1192台と、マイナスに転じている。